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電気通信工事

ナンバーディスプレイの申し込み方法

〇ナンバーディスプレイの高齢者無償化

 2023年5月1日~

 70歳以上の高齢者及び同居者の契約する固定電話回線で、ナンバーディスプレイとナンバーリクエストの利用料・工事費が無償化されました。

 これは高齢者宅で特殊詐欺事件が後を絶たないことからNTT東西会社で実施された施策です。

 

〇ナンバーディスプレイってなに?

 携帯電話が普及した現在では、電話がかかって来た時にかけてきた相手の「電話番号」が表示されるのが当たり前です。

 しかし、昔ながらのアナログな固定電話などでは、電話に出るまで相手が分かりません。

 昔はこれが当たり前だったんですけどね。便利なものに慣れちゃうと正直、「不便」って思っちゃいます。

 このため、アナログ固定電話などでも、かけてきた相手の電話番号が事前に表示できるサービスが提供されていました。

 これが「ナンバーディスプレイ」です。

 ただ、この「ナンバーディスプレイ」機能を利用するためには、対応電話機を設置することに加えて、オプションとして有償契約しなければならなかったのです。

 工事費2,200円、利用料金440円/月(何れも税込) って、結構お高いですよね!?

〇ナンバーリクエストとは?

 「非通知」で電話をかけてきた相手に、「電話番号を通知してかけなおしてください!」と自動アナウンスする有料オプションです。

 ナンバーディスプレイを契約していなければ、かけてきた相手が電話番号を通知していようが非通知だろうがまったく無意味です。

 ナンバーディスプレイ契約者には「ヒツウチ」として表示されます。

 ナンバーディスプレイの機能を発揮するためには、相手の電話番号を通知してもらうことが必要です。

 電話番号の通知/非通知は、何もしなければ「通知」されます。

 それをわざわざ「非通知」でかけてくる相手は、正直怪しいと言わざるを得ません。

 そんな非通知発信からの電話を受け付けない仕組みが「ナンバーリクエスト」です。

 

 ちなみに、電話を掛けるときに「184」を先に付けて電話を掛けると「ヒツウチ」で発信することができます。

 悪用しないでくださいね!

 

〇ナンバーディスプレイの申し込み方法

 前置きが長くなりました!

 R様宅の固定電話に「無償」ナンバーディスプレイ&ナンバーリクエストを申し込みした際の手順を公開させていただきます。

 

・事前に準備しておくこと

 基本的に契約者本人が申し込みの電話を掛けます。

 電話は申し込みする当該の電話回線からかけて下さい。

 電話料金の支払い方法を確認しておいてください。

 (銀行引き落としの場合はその銀行、クレジットカード会社など本人しか知りえない情報を聞かれます)

 

・手順

①契約をしたい電話機から、「116」へ電話をかけて下さい。

 ※受付9:00~17:00

②オペレータに、ナンバーディスプレイとナンバーリクエストを申し込みしたいこと と、契約者または同居家族が「70歳以上の高齢者」であることを伝えて下さい。

③回線所有者の氏名・住所・生年月日・料金の引き落とし方法などを聞かれます。

 また、電話をかけた方が契約者本人でない場合は続柄を聞かれます。

 

 以上で申し込み自体は完了です。

 

 通常は1時間程度でサービス開始となりますので、その間に電話機の設定をしましょう。

 自宅の電話機がナンバーリクエストに対応しているかどうか、設定の方法は取扱説明書をご覧ください。

 これらのマークが電話機に付いていれば対応電話機です。 

 設定もそれほど難しい操作ではありません。

  

※ご自宅の電話回線がフレッツ光などの場合は「c**番号」を聞かれると思いますので難易度が上がります。光電話などの契約書類をしっかり準備してご対応ください。

〇ナンバーディスプレイ&ナンバーリクエストの使用開始

 「116」へ電話申し込みした際に伝えられたサービス開始時間になったら、「148」に電話をかけ、ナンバーリクエスト開始操作をしてください。

 アナウンスに従い、「1」のボタンを押せばナンバーリクエスト開始完了です。

 

 ナンバーディスプレイも使用できるようになっているはずですので、ご自分の携帯電話などから自宅に電話をかけて、「電話番号」が表示されることを確認してください。

 電話機の電話帳と連動している場合は、電話をかけてきた相手の名前が表示されるはずです。

 

〇ナンバーディスプレイを活用するために

 ナンバーリクエストをセットで申し込み、使用開始の手続きを行ってください。

 これにより、ワケあり「非通知」の相手をシャットアウト出来ます。

 

 さらに、せっかく相手の電話番号を表示できるようになっても、電話番号が表示されるだけでは相手が判別しにくいと思います。

 この場合は電話機の電話帳に関係者の電話番号を登録しておくことで、多くの電話機で電話番号だけではなく名前で表示することができます。

 電話を受けるにも掛けるにも便利ですので、電話帳機能の活用をオススメします。

 最近の特殊詐欺事案では、「050」から始まる「IP電話」が悪用されているようです。「050」から始まる電話が来た場合は電話に出ないことをお勧めします。

 

 「迷惑電話撃退電話機」の導入がおすすめ。

 ナンバーディスプレイ&ナンバーリクエストの申し込みが出来たら、「迷惑電話撃退電話機」を設置しましょう!

 電話機メーカー各社から発売されている高機能な電話機。意外と安い!

 代理応答や通話録音など、「特殊詐欺対策」に特化した電話機がたくさんあります。

 ご自宅にも、親御さんへのプレゼントにも良いかも知れませんね。

 

〇電話機の設置、設定承ります

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